学校検診の指摘
学校検診で歯並びについて指摘があったのですが、放置すると良くないのですか?
このようなご質問を頂きました。
不正咬合(歯並びの悪い状態)の程度にもよりますが、そのままにしておくと顎や顔面の正常な成長を阻害することがあります。
また、今すぐに問題は起こらなくても歯磨きがしにくい、歯に無理な力がかかること等により長期的にみれば歯の寿命を縮める可能性があります。
歯並びには色々な症状の不調和があります。本人も、ご家族もの方も気付いてなくても歯科健診で初めて気付くことがあります。
まず用紙をもらったらまず、かみ合わせを見てみましょう。
多くのお子様の場合は何らかの歯並びの不調和があるはずです。
早めの受診を勧められる「受け口」や「乱ぐい歯」の場合は、小さな頃から歯科医院で指摘されている為、認識を持ってらっしゃる親御さんは多いかと思います。
しかし、あまり気にしていないことが多いケースとして、
「上の歯がでている」=『上顎前突』
「上下の前歯がきちんと噛んでいない」=『開咬』
があります。
これらの場合には検診のお知らせで初めて知ったという親御さんは少なくありません。
虫歯などの指摘を同時に受けている時には、まず、かかりつけの歯科医院で虫歯治療の際に御相談下さい。
早めに矯正治療を始めた方がよいという診断であれば、矯正治療専門医などの紹介して頂けます。
急ぐ必要がない場合には、定期検診をしっかりと受け、その都度、噛み合わせをチェックしていただくことをお勧めします。
歯並び以外に指摘がない場合でも、定期的に検診に行く事をお勧めします。