セファログラム
矯正治療を行うにあたり精密検査を行います。
その中で横顔やお顔の正面のレントゲン写真を撮影します。
このレントゲン写真をセファログラム(頭部X線規格写真)と言います。
例えば、
出っ歯が主訴の患者さんの場合、その原因が上顎骨の過成長で出っ歯になっている場合、下顎骨の劣成長で出っ歯になっている(上顎は問題ない)場合、顎骨は問題ないが、上顎前歯部が唇側傾斜して出っ歯になっている場合の3つがあります。
視診でもちろん判断できるところもありますが、やはりレントゲン写真を撮影して原因を診断することには勝てません。
原因がしっかりと診断できないと、間違った治療方針を提示することになり、治療がうまくいかなくなってしまいます。
セファロ分析を行うことによって正確な不正咬合の診断を下し、治療方針が立ちやすくなります。
また規格写真なので顎や頭頸部の成長発育を分析したり、セファロ写真を治療前の写真と治療後の写真を重ね合わせることによって、歯牙がどのように移動したかを比較することが可能です。
これによって治療結果を評価することができます。
セファロ分析をすることによって、口腔内の歯列不正が詳しく明らかになります。
しかしセファロ写真はどこの歯科医院でも撮影できる写真ではありません。
正確な診断や治療を行うためにも、矯正治療を検討する際はセファロが撮影できる矯正歯科医院を探すことをお勧めします。
