歯磨きのタイミング
朝起きた時、ご飯を食べた後、夜寝る前…。
「歯みがき」は、みなさんの歯を守るために欠かせないセルフケア。
たとえ忙しかったり面倒くさくても「この時だけは絶対磨くべき!!」というタイミングがあります。
寝る前に歯みがきだけは絶対にしましょう!と言ってしまうと、「他の時間はしなくてもいいの?」と思われるかもしれませんが、もちろんそうではありません。
しかし、それぐらい就寝前の歯みがきは大切。
本来私たちのお口は「だ液」が殺菌や歯の再生などを促し、健康な状態を保とうとしています。
しかし、睡眠中にはその「だ液」がほとんど分泌されません。
つまり、眠っている間は口腔内が乾き、菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。
むし歯の発生には、むし歯菌、歯の質、糖分、時間の経過が関係しています。
むし歯菌は、食べ物に含まれる糖分を食べて増殖し、酸を排出します。
その酸によって歯の表面を覆うエナメル質は溶け出してしまうので、「糖分がお口の中に長い時間とどまっている状態」は、むし歯菌に餌を与え続けているようなもの。
そのため、就寝前にはフロスや歯間ブラシも使って可能な限りお口を清潔にするのがおすすめです。
さらに、食事やおやつの後の「細菌が増えやすいタイミング」も欠かさず歯みがきをして、細菌から歯を守っていきましょう。